なべての意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】
なべてとは?
なべては古文で「総じて、一般に、普通に」という、物事を全体的にひとまとめに捉える様子を表す副詞です。
なべての意味一覧
なべて(副詞)
- 総じて、一般に(最頻出)
→ 個々の例外を含めて全体的に述べるとき - 普通に、ありふれて
→ 特別ではなく一般的である様子
なべての読み方・品詞
- 歴史的仮名遣い:なべて(現代仮名遣いも同じ)
- 品詞:副詞
なべてを使った古文例文
-
「なべての人には似ず、心にくきけはひなり」
(普通の人には似ず、奥ゆかしい様子である)
/出典:源氏物語(紫式部) -
「なべて世の中、憂きことのみ多かり」
(総じて世の中には、つらいことばかりが多い)
/出典:更級日記
なべての覚え方・現代語との違い
現代語との違い(最重要)
| 古文のなべて | 現代語での使用 | |
|---|---|---|
| 主な意味 | 総じて、一般に | 現代語ではほぼ使われない |
| 使用場面 | 世の中や人々全般について述べるとき | ― |
| ニュアンス | 全体をひとまとめに捉える | ― |
覚え方
「な(並)+べて(並べて)→ すべてを並べて総じて見ると」
なべての類義語・対義語(古語)
| 類義語 | 意味 |
|---|---|
| おほかた | だいたい、一般に |
| すべて | すべて |
| 対義語 | 意味 |
|---|---|
| ことに | 特に、とりわけ |
なべてが出る試験問題パターン
意味選択問題(センター・共通テスト頻出)
「なべての花とは違ひて」の「なべての」の意味として最も適切なものを選べ。
① 特別な ② 一般の、普通の ③ 美しい ④ 珍しい
→ 正解:② 一般の、普通の
現代語訳問題
「なべての人はかく思はず。」
→「普通の人はこのようには思わない。」
よくある質問(FAQ)
Q1. なべての現代語訳は何ですか?
「総じて、一般に、普通に」と訳すのが基本です。
Q2. なべてとおほかたの違いは何ですか?
なべては「全体を並べて見ると」という総括的なニュアンス、おほかたは「だいたい、大部分は」という近似的なニュアンスがあります。
Q3. なべてはどの作品に出てきますか?
源氏物語・更級日記など、人物や世の中を一般化して述べる場面で使われます。
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