おぼつかなしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】
おぼつかなしとは?
おぼつかなしは古文で「はっきりしない・不安だ・気がかりだ」という、物事がぼんやりしていて心配な様子を表す形容詞です。
おぼつかなしの意味一覧
おぼつかなし(形容詞・ク活用)
- はっきりしない、ぼんやりしている(頻出)
→ 視覚的・状況的に不明瞭な様子 - 不安だ、気がかりだ(頻出)
→ 状況が分からず心配な気持ち - 待ち遠しい(まれ)
→ 会えないことへのもどかしさ
おぼつかなしの読み方・品詞
- 歴史的仮名遣い:おぼつかなし(現代仮名遣いも同じ)
- 品詞:形容詞(ク活用)
- 活用:おぼつかなく・おぼつかなく・おぼつかなし・おぼつかなき・おぼつかなけれ
おぼつかなしを使った古文例文
-
「霧たちわたりて、山の端も見えねば、いとおぼつかなし」
(霧が一面に立ちこめて、山の端も見えないので、たいそうぼんやりしている)
/出典:更級日記 -
「便りもなく、おぼつかなくて月日を過ぐす」
(音信もなく、不安なまま月日を過ごす)
/出典:源氏物語(紫式部)
おぼつかなしの覚え方・現代語との違い
現代語との違い(最重要)
| 古文のおぼつかなし | 現代語での使用 | |
|---|---|---|
| 主な意味 | 不明瞭、不安 | 現代語ではほぼ使われない |
| 語源 | 「おぼ(朧)」+「つかなし(つかない)」 | ― |
| 使う場面 | 視界不良や音信不通への不安 | ― |
覚え方
「おぼ(朧=ぼんやり)+つかなし→ ぼんやりしていて確信が持てない」
おぼつかなしの類義語・対義語(古語)
| 類義語 | 意味 |
|---|---|
| こころもとなし | 待ち遠しい、気がかりだ |
| あやし | 不思議だ、疑わしい |
| 対義語 | 意味 |
|---|---|
| さやかなり | はっきりしている |
| 明らかなり | 明白である |
おぼつかなしが出る試験問題パターン
意味選択問題(センター・共通テスト頻出)
「音信もおぼつかなくて、心細し」の「おぼつかなく」の意味として最も適切なものを選べ。
① はっきりしなくて ② 楽しくて ③ 賑やかで ④ 珍しくて
→ 正解:① はっきりしなくて
現代語訳問題
「おぼつかなき夢を見て、目覚めぬ。」
→「はっきりしない夢を見て、目が覚めた。」
よくある質問(FAQ)
Q1. おぼつかなしの現代語訳は何ですか?
「はっきりしない・不安だ」と訳すのが基本で、視界や状況が不明瞭なことへの心配を表します。
Q2. おぼつかなしとこころもとなしの違いは何ですか?
おぼつかなしは「不明瞭さ」に重点があり、こころもとなしは「待ち遠しさ・気がかりさ」により重点があります。
Q3. おぼつかなしはどの作品に出てきますか?
更級日記・源氏物語など、日記文学・物語文学で頻出する重要単語です。
📚 参考書・問題集を探すなら
Amazon・楽天で最安値をチェック!受験勉強に役立つ1冊を見つけよう。