おどろく(驚く)の意味とは?現代語訳・例文・覚え方【古文単語】

国語


おどろく(おどろく)とは?

おどろくは「目を覚ます・気づく・はっとする」を意味する古語動詞です。現代語「驚く(予想外のことに感情的に驚く)」とは意味が異なり、古語では睡眠から覚める・ふと気づくというニュアンスで使われることが多い試験頻出語です。


おどろくの意味一覧

  1. 目を覚ます・眠りから覚める(古文特有・最重要)
  2. はっと気づく・気がつく
  3. 感動する・心が揺れる
  4. 驚く(現代語に近い、比較的少ない)

おどろくの読み方・品詞

  • 読み方:おどろく(歴史的仮名遣い)→ 現代仮名遣い「おどろく」
  • 品詞:動詞(四段活用)
  • 活用語尾:おどろか・おどろき・おどろく・おどろけ

おどろくを使った古文例文

  1. 「暁に帰らむ人は、装束などよくして、扇・畳紙など、来し方に忘れ物してもおどろかさむとて…」
    (夜明け前に帰ろうとする人は、衣装などをきちんと整えて、扇や懐紙など、来た方向に忘れ物をして(相手を)はっと気づかせようとして…)/出典:枕草子

  2. 「おどろきて見れば、月いとあかし。」
    (目を覚まして見ると、月がとても明るい。)/出典:土佐日記


おどろくの覚え方・現代語との違い

現代語との違い
– 現代語「驚く」→ 予想外のことに感情的に驚く
– 古語「おどろく」→ ①目を覚ます②ふと気づく の意味が主

語呂合わせ・イメージ
– 「おどろく = 眠りから”おど”り起きる → 目覚める」
– 「おどろかす(他動詞)」=「目を覚まさせる・気づかせる」も頻出


おどろくの類義語・対義語(古語)

意味 関係
さむ(覚む) 目が覚める 類義語(目覚める)
きづく 気づく 類義語(気づく意味)
あやし 不思議に思う 類義語(不思議・驚き)
ねぶ(眠ぶ) 眠くなる 対義語的(眠りに落ちる)

おどろくが出る試験問題パターン

意味選択問題(4択)

「おどろきて見れば、月いとあかし」(土佐日記)の「おどろきて」の意味として最も適切なものはどれか。
① 驚いて ② 目を覚まして ③ 喜んで ④ 悲しんで

→ 正解:② 目を覚まして
解説: 「見れば月がとても明るい」という文脈から、眠っていた状態から「目を覚まして」見ると月明かりに気づいた場面。「驚いて(①)」でも誤りではないが、古語「おどろく」の最重要の意味は「目を覚ます」。土佐日記の旅の場面で睡眠から覚める場面として解釈するのが正確。

現代語訳問題

「忘れ物してもおどろかさむとて」の「おどろかさむ」を現代語訳しなさい。

→ 正解:はっと気づかせようとして(「ふと思い出させようとして」でも可)
解説: 「おどろかす」は「おどろく」の他動詞形で「気づかせる・はっとさせる」の意味。「〜む」は意志の助動詞。忘れ物を口実に再会の機会を作ろうとするシーンで「気づかせよう」と訳す。


よくある質問(FAQ)

Q1. おどろくの現代語訳は何ですか?
文脈に応じて「目を覚ます」「はっと気づく」「感動する」「驚く」の意味があります。特に「目を覚ます」という古文特有の意味が試験で問われます。

Q2. おどろくと似た古語との違いは?
「さむ(覚む)」も「目が覚める」の意味を持ちますが、覚むは主に眠りや夢から醒める際に使います。おどろくは気づき・覚醒・驚きを含む広い意味を持ちます。

Q3. おどろくはどの作品に出てきますか?
土佐日記・枕草子・源氏物語など広く登場します。「おどろかす(他動詞)」も頻出で、枕草子の「をかしきもの」などの文脈でも使われます。

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