なやましの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】

国語


なやましとは?

なやましは古文で「気分が悪い、体調が悪い」という、身体的な不調を表す形容詞です。現代語の「悩ましい」とは意味がやや異なる点に注意が必要です。


なやましの意味一覧

なやまし(形容詞・シク活用)

  1. 気分が悪い、体調がすぐれない(最頻出)
    → 身体の不調を表す
  2. つらい、苦しい
    → 心身の苦しさ全般

⚠️ 現代語の「悩ましい(魅惑的だ)」という意味は古文にはありません。


なやましの読み方・品詞

  • 歴史的仮名遣い:なやまし(現代仮名遣いも同じ)
  • 品詞:形容詞(シク活用)
  • 活用:なやましく・なやましく・なやまし・なやましき・なやましけれ

なやましを使った古文例文

  1. 「今朝より心地なやましくて」
    (今朝から気分がすぐれなくて)
    /出典:源氏物語(紫式部)

  2. 「日ごろなやましくおぼえ給へば」
    (数日体調がすぐれないように感じられなさるので)
    /出典:源氏物語(紫式部)


なやましの覚え方・現代語との違い

現代語との違い(最重要)

古文のなやまし 現代語の「悩ましい」
主な意味 気分が悪い、病気がちだ 魅惑的だ、心を悩ませる
対象 身体の不調 心理的な誘惑・困惑
使う場面 病気・体調不良の描写 判断に迷う魅力的な状況

覚え方
「なやまし=『悩む』の形容詞形→ 病気で心身が悩まされる状態」


なやましの類義語・対義語(古語)

類義語 意味
心地あし 気分が悪い
わづらふ 病気になる(動詞)
対義語 意味
こころよし 気分がよい

なやましが出る試験問題パターン

意味選択問題(センター・共通テスト頻出)

「御心地なやましくおはします」の「なやましく」の意味として最も適切なものを選べ。
① 魅力的に ② 気分が悪く ③ 楽しく ④ 珍しく

→ 正解:② 気分が悪く

現代語訳問題

「なやましき日は、外出を控ふ。」

→「体調がすぐれない日は、外出を控える。」


よくある質問(FAQ)

Q1. なやましの現代語訳は何ですか?
「気分が悪い、体調がすぐれない」と訳すのが基本で、身体的な不調を表します。

Q2. 現代語の「悩ましい」とは全く違う意味なのですか?
はい、大きく異なります。古文の「なやまし」は病気や体調不良を表し、現代語のような「魅惑的」という意味はありません。

Q3. なやましはどの作品に出てきますか?
源氏物語で、登場人物の体調不良を描写する際に頻出します。

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