よしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】

国語


よしとは?

よしは古文で「良い、優れている」を意味する形容詞、また「理由・事情・手段」を意味する名詞でもある多義語です。品詞によって意味が変わる点に注意が必要です。


よしの意味一覧

よし(形容詞・ク活用)

  1. 良い、優れている(最頻出)
    → 性質・出来・容姿などが優れていること

よし(名詞)

  1. 理由、事情
    → ものごとの背景・いきさつ
  2. 手段、方法
    → 何かをするための方法

よしの読み方・品詞

  • 歴史的仮名遣い:よし(現代仮名遣いも同じ)
  • 品詞:形容詞(ク活用)・名詞
  • 活用(形容詞):よく・よく・よし・よき・よけれ

よしを使った古文例文

  1. 「かたちよく、心ばへもよき人なり」
    (容貌が良く、性格も良い人である)
    /出典:源氏物語(紫式部)

  2. 「かかるよしを申しければ」
    (このような事情を申し上げたところ)
    /出典:竹取物語


よしの覚え方・現代語との違い

現代語との違い(最重要)

古文のよし 現代語の「よし」
主な意味 良い、優れている/理由・手段 「よし!」という掛け声、または「良し」
品詞 形容詞・名詞の両方 主に形容詞的
使う場面 評価、理由説明 決意・確認の掛け声

覚え方
「あし(悪)」の対義語として「よし(良)」を覚える。名詞の「よし」は「由(よし)」の字を当てて「理由」と結びつける


よしの類義語・対義語(古語)

類義語 意味
めでたし すばらしい
よろし まあまあ良い
対義語 意味
あし 悪い
わろし 良くない

よしが出る試験問題パターン

意味選択問題(センター・共通テスト頻出)

「かかるよしを聞きて、驚きぬ」の「よし」の意味として最も適切なものを選べ。
① 良いこと ② 事情 ③ 手紙 ④ 音楽

→ 正解:② 事情

現代語訳問題

「琴を弾くよし、いとをかし。」

→「琴を弾く様子は、とても趣がある。」(「よし」=様子・方法の意)


よくある質問(FAQ)

Q1. よしの現代語訳は何ですか?
形容詞なら「良い」、名詞なら「理由・事情」や「方法・様子」と訳します。

Q2. あしとよしはどちらも覚えるべきですか?
はい、対義語としてセットで覚えると効率的です。

Q3. よしはどの作品に出てきますか?
源氏物語・竹取物語など、あらゆる古典作品に頻出する基本単語です。

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