すさまじ(凄まじ)の意味・現代語訳・例文【古文単語】

国語


すさまじ(凄まじ)とは?

すさまじは「興ざめだ・殺風景だ・ひどい」を意味する古語の形容詞です。現代語「すさまじい(ものすごい・激しい)」と意味が大きく異なる重要な意味変化語です。


すさまじの意味一覧

  1. 興ざめだ、殺風景だ(最頻出)— 期待外れで白ける・がっかりする
  2. ひどい、情けない— 目を覆いたくなるような状況
  3. 荒々しい、荒涼としている— 人の気配がなく物寂しい
  4. 【現代語】すさまじい — ものすごい・激しい(古語とは異なる)

すさまじの読み方・品詞

  • 読み方:すさまじ(歴史的仮名遣いと同じ)
  • 品詞:形容詞・シク活用
  • 活用:すさまじ・く・しく・き・しき・けれ

すさまじを使った古文例文

  1. 「すさまじきもの、昼吠ゆる犬」(枕草子)
    (興ざめなもの、昼間に吠える犬)/出典:枕草子

  2. 「すさまじき御ありさまなり」
    (殺風景な(興ざめな)御様子だ)/出典:源氏物語


すさまじの覚え方・現代語との違い

  • 現代語との違い:現代語「すさまじい」は「ものすごく激しい(良い方向でも悪い方向でも)」だが、古語「すさまじ」は「興ざめ・がっかり・殺風景」という否定的な意味が中心。
  • 覚え方:「すさ(荒む)まじ → 心が荒んで白ける → 興ざめだ」

すさまじの類義語・対義語(古語)

古語 意味
さうざうし 物足りない、寂しい
わびし 寂しい、つらい
をかし 興味深い、趣がある(対義)

すさまじが出る試験問題パターン

意味選択問題(4択)

「すさまじきもの、昼吠ゆる犬」の「すさまじ」の意味として最も適切なものを選べ。
① ものすごい ② 興ざめだ ③ かわいい ④ すばらしい

→ 正解:② 興ざめだ

現代語訳問題

「すさまじき御ありさまなり」を現代語訳せよ。

→「興ざめな(殺風景な)御様子だ」


よくある質問(FAQ)

Q1. すさまじの現代語訳は何ですか?
「興ざめだ・殺風景だ」が正しい意味です。現代語「すさまじい(激しい・ものすごい)」と混同しないよう注意が必要です。

Q2. 枕草子の「すさまじきもの」とはどんな章段ですか?
清少納言が「興ざめなもの」のリストを挙げた章段で、昼間に吠える犬・除目で官職をもらえなかった人の家などが列挙されています。

Q3. すさまじはどの作品に出てきますか?
枕草子(「すさまじきもの」の章段)が特に有名です。源氏物語にも登場します。

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