心もとなしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】
心もとなしとは?
心もとなしは古文で「待ち遠しい・気がかりだ・はっきりしない」という、心が落ち着かない不安な様子を表す形容詞です。
心もとなしの意味一覧
心もとなし(形容詞・ク活用)
- 待ち遠しい(最頻出)
→ 早く来てほしいと思う気持ち - 気がかりだ、不安だ
→ 状況が分からず心配な気持ち - はっきりしない、頼りない
→ 物事が不明瞭な様子
心もとなしの読み方・品詞
- 歴史的仮名遣い:こころもとなし(現代仮名遣いも同じ)
- 品詞:形容詞(ク活用)
- 活用:心もとなく・心もとなく・心もとなし・心もとなき・心もとなけれ
心もとなしを使った古文例文
-
「まだ夜深きに、月を待つ心もとなさよ」
(まだ夜が深いのに、月の出を待つ待ち遠しさよ)
/出典:枕草子(清少納言) -
「便りのなきこと、心もとなくおぼゆ」
(音信がないことが、気がかりに思われる)
/出典:源氏物語(紫式部)
心もとなしの覚え方・現代語との違い
現代語との違い(最重要)
| 古文の心もとなし | 現代語での使用 | |
|---|---|---|
| 主な意味 | 待ち遠しい、気がかりだ | 現代語ではほぼ使われない |
| 語源 | 「心」+「もと(基)」+「なし」=心の拠り所がない | ― |
| 使う場面 | 待望・不安な気持ちの表現 | ― |
覚え方
「心+もと(基盤)+なし→ 心の落ち着き所がない=待ち遠しく不安」
心もとなしの類義語・対義語(古語)
| 類義語 | 意味 |
|---|---|
| おぼつかなし | はっきりしない、不安だ |
| 心細し | 頼りなく不安だ |
| 対義語 | 意味 |
|---|---|
| 頼もし | 頼りになる |
心もとなしが出る試験問題パターン
意味選択問題(センター・共通テスト頻出)
「花の咲くを心もとなく待つ」の「心もとなく」の意味として最も適切なものを選べ。
① 嬉しく ② 待ち遠しく ③ 悲しく ④ 恐ろしく
→ 正解:② 待ち遠しく
現代語訳問題
「返事のなきこと、心もとなし。」
→「返事がないことが、気がかりだ。」
よくある質問(FAQ)
Q1. 心もとなしの現代語訳は何ですか?
「待ち遠しい」「気がかりだ」「はっきりしない」など、文脈により訳し分けます。
Q2. 心もとなしとおぼつかなしの違いは何ですか?
心もとなしは「待ち遠しさ」の意味がより強く、おぼつかなしは「不明瞭さ」により重点があります。
Q3. 心もとなしはどの作品に出てきますか?
枕草子・源氏物語など、待望や不安の気持ちを描く場面で頻出します。
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