らうたしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】
らうたしとは?
らうたしは古文で「かわいらしい・いとおしい」という、庇護したくなるような愛らしさを表す形容詞です。弱い者・小さい者への愛情を込めた表現です。
らうたしの意味一覧
らうたし(形容詞・ク活用)
- かわいらしい・いとおしい(最頻出)
→ 幼い者や弱い者への庇護欲を伴う愛情 - かわいそうだ(まれ)
→ 同情を伴う場合もある
らうたしの読み方・品詞
- 歴史的仮名遣い:らうたし(現代仮名遣い:ろうたし)
- 品詞:形容詞(ク活用)
- 活用:らうたく・らうたく・らうたし・らうたき・らうたけれ
らうたしを使った古文例文
-
「雀の子を、犬君が逃がしつる。伏籠の内に飼ひつるものを」とて、いみじうらうたし。
(「雀の子を、犬君が逃がしてしまった。伏籠の中に飼っていたのに」と言って、たいそうかわいらしい。)
/出典:源氏物語(紫式部) -
「幼き人は、うつくしうてらうたきものなり」
(幼い子供は、かわいらしくいとおしいものである)
/出典:枕草子(清少納言)
らうたしの覚え方・現代語との違い
現代語との違い(最重要)
| 古文のらうたし | 現代語の「かわいい」 | |
|---|---|---|
| 主な意味 | 庇護したくなる愛らしさ | 一般的な愛らしさ全般 |
| 感情の種類 | 弱い者への庇護欲・愛情 | 幅広い対象への好感 |
| 使う場面 | 幼児・小動物など弱い存在 | 人・物・キャラクターなど何にでも |
覚え方
「らう(労)+たし(〜したい)→ 労わってあげたい、いとおしい」と結びつけて覚える
らうたしの類義語・対義語(古語)
| 類義語 | 意味 |
|---|---|
| うつくし | かわいい、美しい |
| いとほし | かわいそう、いとしい |
| 対義語 | 意味 |
|---|---|
| むくつけし | 気味が悪い |
| うとまし | 疎ましい |
らうたしが出る試験問題パターン
意味選択問題(センター・共通テスト頻出)
「いとらうたき稚児」の「らうたき」の意味として最も適切なものを選べ。
① 恐ろしい ② かわいらしい ③ 悲しい ④ 立派な
→ 正解:② かわいらしい
現代語訳問題
「この猫、いとらうたければ、飼はんとす。」
→「この猫は、とてもかわいらしいので、飼おうと思う。」
よくある質問(FAQ)
Q1. らうたしの現代語訳は何ですか?
「かわいらしい・いとおしい」と訳すのが基本で、特に幼い者や小さいものへの愛情を表します。
Q2. らうたしとうつくしの違いは何ですか?
うつくしはより広く「美しい・かわいい」を表しますが、らうたしは「庇護したくなるようないとおしさ」というニュアンスがより強くなります。
Q3. らうたしはどの作品に出てきますか?
源氏物語・枕草子など、幼い人物や小動物の描写でよく使われます。
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