やさしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】

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やさしとは?

やさしは古文で「恥ずかしい・気が引ける」「優美だ・けなげだ」という意味を持つ形容詞です。現代語の「優しい(親切)」とは意味が大きく異なる点が最重要ポイントです。


やさしの意味一覧

やさし(形容詞・シク活用)

  1. 恥ずかしい、気が引ける(最頻出)
    → 身も痩せ細るほどの恥ずかしさが語源
  2. 優美だ、上品だ
    → 洗練されて立派な様子
  3. けなげだ、感心だ
    → 心がけが立派な様子

⚠️ 現代語の「優しい(親切だ)」の意味は、古文では基本的に持ちません。


やさしの読み方・品詞

  • 歴史的仮名遣い:やさし(現代仮名遣いも同じ)
  • 品詞:形容詞(シク活用)
  • 活用:やさしく・やさしく・やさし・やさしき・やさしけれ

やさしを使った古文例文

  1. 「かく人に見えむこと、いとやさし」
    (このように人に見られることは、たいそう恥ずかしい)
    /出典:源氏物語(紫式部)

  2. 「やさしき心ばへの人なり」
    (優美な心遣いをする人である)
    /出典:徒然草(兼好法師)


やさしの覚え方・現代語との違い

現代語との違い(最重要)

古文のやさし 現代語の「優しい」
主な意味 恥ずかしい/優美だ 親切、思いやりがある
語源 「痩す(やす)」=身が痩せるほど恥ずかしい
使う場面 恥じらいの気持ち、上品さの評価 親切な行為・性格

覚え方
「やさし=『痩す』+『し』→ 身が痩せ細るほど恥ずかしい、そこから転じて上品・けなげ」


やさしの類義語・対義語(古語)

類義語 意味
恥づかし (相手が立派で)こちらが恥ずかしい
なまめかし 優美である
対義語 意味
憎し 気に入らない
ふつつかなり 無骨だ

やさしが出る試験問題パターン

意味選択問題(センター・共通テスト頻出)

「かかる歌を詠まむこと、いとやさし」の「やさし」の意味として最も適切なものを選べ。
① 親切だ ② 恥ずかしい ③ 悲しい ④ 楽しい

→ 正解:② 恥ずかしい

現代語訳問題

「やさしき振る舞ひにて、人々ほめけり。」

→「けなげな振る舞いで、人々は褒めた。」


よくある質問(FAQ)

Q1. やさしの現代語訳は何ですか?
「恥ずかしい」「優美だ」「けなげだ」など文脈により訳し分けます。現代語の「親切」の意味は基本的にありません。

Q2. なぜやさしは特に注意が必要なのですか?
現代語の「優しい(親切)」のイメージにつられて誤訳しやすい、入試最頻出の要注意単語だからです。

Q3. やさしはどの作品に出てきますか?
源氏物語・徒然草など、多くの古典作品で頻出する重要単語です。

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