なまめかしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】
なまめかしとは?
なまめかしは古文で「優美である・若々しく美しい・色っぽい」という様子を表す形容詞です。上品で洗練された美しさや、みずみずしい若さを表現します。
なまめかしの意味一覧
なまめかし(形容詞・シク活用)
- 優美である・上品で美しい(最頻出)
→ 洗練された美しさを表す - 若々しくみずみずしい
→ 生き生きとした若さを表す - 色っぽい・艶めかしい
→ 現代語に近い、色気を感じさせる様子
⚠️ 現代語の「なまめかしい(色っぽい)」は③の意味ですが、古文では①の「優美・上品」という美的評価が中心的な意味です。
なまめかしの読み方・品詞
- 歴史的仮名遣い:なまめかし(現代仮名遣いも同じ)
- 品詞:形容詞(シク活用)
- 活用:なまめかしく・なまめかしく・なまめかし・なまめかしき・なまめかしけれ
なまめかしを使った古文例文
-
「いといたうなまめかしうて、扇をつと差しかくし給へる」
(たいそう優美な様子で、扇でさっと顔を隠していらっしゃる)
/出典:源氏物語(紫式部) -
「なまめかしき御装束にて出でたまふ」
(上品で美しい装束で出ていらっしゃる)
/出典:源氏物語(紫式部)
なまめかしの覚え方・現代語との違い
現代語との違い(最重要)
| 古文のなまめかし | 現代語の「なまめかしい」 | |
|---|---|---|
| 主な意味 | 優美・上品な美しさ | 色っぽさ |
| 感情の種類 | 美的な評価・称賛 | 官能的なニュアンス |
| 使う場面 | 貴族の容姿・装いの描写 | 大人の色気の描写 |
覚え方
「なま(生)+めかし(〜らしい)」→ 生き生きとして若々しく美しいイメージ
なまめかしの類義語・対義語(古語)
| 類義語 | 意味 |
|---|---|
| らうたし | かわいらしい |
| うつくし | 美しい、かわいい |
| 対義語 | 意味 |
|---|---|
| むさし | 見苦しい、汚らしい |
| ふつつかなり | 無骨だ、不作法だ |
なまめかしが出る試験問題パターン
意味選択問題(センター・共通テスト頻出)
「なまめかしき女房」の「なまめかし」の意味として最も適切なものを選べ。
① 恐ろしい ② 優美な ③ 貧しい ④ 悲しい
→ 正解:② 優美な
現代語訳問題
「御髪のすそなど、いとなまめかしうめでたし。」
→「御髪の毛先などが、とても優美ですばらしい。」
よくある質問(FAQ)
Q1. なまめかしの現代語訳は何ですか?
主に「優美である・上品で美しい」と訳します。若々しさを強調する場合もあります。
Q2. なまめかしとうつくしの違いは何ですか?
うつくしは幼いものへの愛らしさを表すことが多いですが、なまめかしは大人の女性の洗練された美しさを表すことが多いです。
Q3. なまめかしはどの作品に出てきますか?
源氏物語で特に頻出する、貴族女性の美しさを描写する重要単語です。
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