さすがの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】

国語


さすがとは?

さすがは古文で「そうはいってもやはり」という、前の内容を認めつつも別の側面を述べる副詞です。現代語の「さすが(すごい)」とは意味が異なる点に注意が必要です。


さすがの意味一覧

さすが(副詞)

  1. そうはいってもやはり(最頻出)
    → 前提を認めながらも、それに反する事実を続ける
  2. そうかといって、そのままにもできず
    → ためらいながらも行動する様子

さすがの読み方・品詞

  • 歴史的仮名遣い:さすがに(現代仮名遣いも同じ)
  • 品詞:副詞

さすがを使った古文例文

  1. 「憎しと思へど、さすがに捨てがたし」
    (憎いと思うけれども、そうはいってもやはり捨てがたい)
    /出典:徒然草(兼好法師)

  2. 「さすがに情けなくは言はで」
    (そうはいってもやはり、無情なことは言わないで)
    /出典:源氏物語(紫式部)


さすがの覚え方・現代語との違い

現代語との違い(最重要)

古文のさすが 現代語の「さすが」
主な意味 そうはいってもやはり すごい、期待通りだ(称賛)
ニュアンス 前提と結果の対比・逆接的 感嘆・称賛
使う場面 矛盾する気持ちの説明 人の能力への称賛

覚え方
「さすが=『然(さ)す+がに』→ そうだとしても、やはり」と結びつけて覚える


さすがの類義語・対義語(古語)

類義語 意味
されど しかし、けれども
さりとて そうかといって

さすがが出る試験問題パターン

意味選択問題(センター・共通テスト頻出)

「つらしと思へど、さすがに恋し」の「さすがに」の意味として最も適切なものを選べ。
① 予想通り ② そうはいってもやはり ③ 突然 ④ 決して

→ 正解:② そうはいってもやはり

現代語訳問題

「怖ろしと思ひながら、さすがに見捨てがたし。」

→「恐ろしいと思いながらも、そうはいってもやはり見捨てがたい。」


よくある質問(FAQ)

Q1. さすがの現代語訳は何ですか?
「そうはいってもやはり」という、前提と矛盾する内容をつなげる訳が基本です。

Q2. 現代語の「さすが(すごい)」とは全く違う意味なのですか?
はい、大きく異なります。古文の「さすが」は逆接的なニュアンスの副詞で、現代語のような称賛の意味はありません。

Q3. さすがはどの作品に出てきますか?
徒然草・源氏物語など、心情の複雑な対比を描く場面で頻出します。

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