心苦しの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】
心苦しとは?
心苦しは古文で「心が痛む、気の毒だ」という、他人への同情や自分の申し訳なさを表す形容詞です。現代語の「心苦しい」とほぼ同じ意味で使われます。
心苦しの意味一覧
心苦し(形容詞・シク活用)
- 気の毒だ、心が痛む(最頻出)
→ 他者の不幸な状況への同情 - 申し訳ない、気がとがめる
→ 自分の行動への後ろめたさ
心苦しの読み方・品詞
- 歴史的仮名遣い:こころぐるし(現代仮名遣いも同じ)
- 品詞:形容詞(シク活用)
- 活用:心苦しく・心苦しく・心苦し・心苦しき・心苦しけれ
心苦しを使った古文例文
-
「かの人の御ありさま、心苦しくおぼさる」
(あの方のご様子が、気の毒にお思いになる)
/出典:源氏物語(紫式部) -
「かく多くの人を煩はせ奉る、心苦しきことなり」
(このように多くの人を煩わせてしまうのは、申し訳ないことだ)
/出典:源氏物語(紫式部)
心苦しの覚え方・現代語との違い
現代語との違い(最重要)
| 古文の心苦し | 現代語の「心苦しい」 | |
|---|---|---|
| 主な意味 | 気の毒だ/申し訳ない | ほぼ同じ意味 |
| 使用場面 | 他者への同情、自分の後ろめたさ | 現代語でも同様の場面で使用 |
覚え方
「心+苦し→ 心が痛むほど気の毒・申し訳ない」
心苦しの類義語・対義語(古語)
| 類義語 | 意味 |
|---|---|
| いとほし | かわいそう、気の毒 |
| あはれなり | しみじみとした情感がある |
| 対義語 | 意味 |
|---|---|
| うれし | 嬉しい |
心苦しが出る試験問題パターン
意味選択問題(センター・共通テスト頻出)
「かかる目を見せ奉る、心苦しくなむ」の「心苦しく」の意味として最も適切なものを選べ。
① 嬉しく ② 申し訳なく ③ 珍しく ④ 恐ろしく
→ 正解:② 申し訳なく
現代語訳問題
「病がちなる人を見るは、いと心苦し。」
→「病気がちな人を見るのは、たいそう気の毒だ。」
よくある質問(FAQ)
Q1. 心苦しの現代語訳は何ですか?
「気の毒だ」「申し訳ない」と訳すのが基本で、現代語の「心苦しい」とほぼ同じ感覚です。
Q2. 心苦しといとほしの違いは何ですか?
心苦しは「心が痛む」という自分の感情に、いとほしは対象への「かわいそう」という評価により重点があります。
Q3. 心苦しはどの作品に出てきますか?
源氏物語で、登場人物への同情や気遣いを表す場面で頻出します。
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