心ありの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】
心ありとは?
心ありは古文で「情趣を解する・思慮分別がある」という、感受性や判断力の豊かさを表す連語(動詞句)です。「心」に何かが「ある」という基本構造から意味が広がっています。
心ありの意味一覧
心あり(連語)
- 情趣を解する、風流心がある(最頻出)
→ 美しいものへの感受性が豊かであること - 思慮分別がある
→ 物事を判断する知恵があること
心ありの読み方・品詞
- 歴史的仮名遣い:こころあり(現代仮名遣いも同じ)
- 品詞:連語(名詞「心」+動詞「あり」)
心ありを使った古文例文
-
「心ある人にぞ見せまほしき」
(情趣を解する人にこそ見せたいものだ)
/出典:徒然草(兼好法師) -
「心ある者は、かかる折にこそ、涙もろけれ」
(思慮深い者は、こういう時にこそ、涙もろいものだ)
/出典:平家物語
心ありの覚え方・現代語との違い
現代語との違い(最重要)
| 古文の心あり | 現代語での使用 | |
|---|---|---|
| 主な意味 | 情趣を解する、思慮がある | 現代語ではあまり使われない |
| 対義語 | 心なし(情趣を解さない) | ― |
| 使う場面 | 風流心・分別のある人物評 | ― |
覚え方
「心+あり→ 感じる心・考える心を持っている=情趣や分別がある」
心ありの類義語・対義語(古語)
| 類義語 | 意味 |
|---|---|
| をかしがる | 趣を感じる |
| もののあはれを知る | 情趣を理解する |
| 対義語 | 意味 |
|---|---|
| 心なし | 情趣を解さない、思いやりがない |
心ありが出る試験問題パターン
意味選択問題(センター・共通テスト頻出)
「心ある人は、この歌に感じ入りけり」の「心ある人」の意味として最も適切なものを選べ。
① 情趣を解する人 ② 心が広い人 ③ 勇敢な人 ④ 貧しい人
→ 正解:① 情趣を解する人
現代語訳問題
「心ある者ぞ、かかる花をば愛づなる。」
→「情趣を解する者こそ、このような花を愛でるのである。」
よくある質問(FAQ)
Q1. 心ありの現代語訳は何ですか?
「情趣を解する」「思慮分別がある」と訳すのが基本です。
Q2. 心ありと心なしはセットで覚えるべきですか?
はい、対義語として頻出するのでセットで覚えると効果的です。
Q3. 心ありはどの作品に出てきますか?
徒然草・平家物語など、人物の教養や感受性を評価する場面で使われます。
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