かしこしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】

国語


かしこしとは?

かしこしは古文で「恐れ多い、優れている、賢い」という、畏敬や称賛を表す形容詞です。神仏や身分の高い人への畏敬の念から、賢さへの称賛まで幅広く使われます。


かしこしの意味一覧

かしこし(形容詞・ク活用)

  1. 恐れ多い、畏れ多い(頻出)
    → 神仏や高貴な人への畏敬
  2. 賢い、優れている(頻出)
    → 知恵・能力が優れている様子
  3. (副詞的に)ひどく、はなはだしく
    → 程度の強調

かしこしの読み方・品詞

  • 歴史的仮名遣い:かしこし(現代仮名遣いも同じ)
  • 品詞:形容詞(ク活用)
  • 活用:かしこく・かしこく・かしこし・かしこき・かしこけれ

かしこしを使った古文例文

  1. 「かしこき神の御前にて」
    (恐れ多い神の御前で)
    /出典:竹取物語

  2. 「かしこき人の言ふことなれば、信じつべし」
    (賢い人が言うことなので、信じるべきだろう)
    /出典:徒然草(兼好法師)


かしこしの覚え方・現代語との違い

現代語との違い(最重要)

古文のかしこし 現代語の「賢い」
主な意味 恐れ多い/賢い 賢い(知的能力)
使用場面 神仏・貴人への畏敬、知恵の評価 知的能力全般
派生語 「かしこまる(畏まる)」

覚え方
「かしこし=『畏し(恐れ多い)』と『賢し(賢い)』の両方の意味を持つ」


かしこしの類義語・対義語(古語)

類義語 意味
恐ろし 恐ろしい
さかし 賢い、利口ぶる
対義語 意味
おろかなり 愚かだ

かしこしが出る試験問題パターン

意味選択問題(センター・共通テスト頻出)

「かしこき御代に生まれあひて」の「かしこき」の意味として最も適切なものを選べ。
① 恐れ多い ② 貧しい ③ 楽しい ④ 悲しい

→ 正解:① 恐れ多い

現代語訳問題

「かしこき人は、無駄なことをせず。」

→「賢い人は、無駄なことをしない。」


よくある質問(FAQ)

Q1. かしこしの現代語訳は何ですか?
文脈により「恐れ多い」または「賢い」と訳し分けます。

Q2. かしこしとさかしの違いは何ですか?
かしこしは純粋な賢さや畏敬を表しますが、さかしはやや否定的に「利口ぶる、生意気だ」という意味を含むことがあります。

Q3. かしこしはどの作品に出てきますか?
竹取物語・徒然草など、神仏や賢者への評価を描く場面で使われます。

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