つれなし(連無し)の意味・現代語訳・例文【古文単語】

国語


つれなし(連無し)とは?

つれなしは「冷淡だ・素知らぬ顔だ・平然としている」を意味する古語の形容詞です。他者の気持ちを意に介さず、無関心・無感動な様子を表します。


つれなしの意味一覧

  1. 冷淡だ、素知らぬ顔だ(最頻出)— 相手のことを気にかけない
  2. 平然としている、何事もなかったように— 感情を表に出さない
  3. 関係がない、縁がない— つながりがない(古い用法)

つれなしの読み方・品詞

  • 読み方:つれなし(歴史的仮名遣いと同じ)
  • 品詞:形容詞・ク活用
  • 活用:つれなし・く・き・けれ

つれなしを使った古文例文

  1. 「つれなく過ぎにし方が恋しき」(伊勢物語)
    (冷淡に過ぎ去ってしまったことが恋しい)/出典:伊勢物語

  2. 「いとつれなくて、ただおはしますを」(源氏物語)
    (まったく冷淡で、ただそのままいらっしゃるのを)/出典:源氏物語


つれなしの覚え方・現代語との違い

  • 現代語との違い:「つれない」という言葉は現代語にも残っており「冷たい・素っ気ない」という意味で使われる。古語と現代語でほぼ同じ意味。
  • 覚え方:「ツレ(連れ)なし → 連れ合いがいない → 関わりを持とうとしない → 冷淡」

つれなしの類義語・対義語(古語)

古語 意味
こころなし 思いやりがない
うとし 疎遠だ、なじみがない
なつかし 心ひかれる、親しみやすい(対義)

つれなしが出る試験問題パターン

意味選択問題(4択)

「つれなく笑ひてぞ答へける」の「つれなく」の意味として最も適切なものを選べ。
① うれしそうに ② 冷淡に ③ 悲しそうに ④ にぎやかに

→ 正解:② 冷淡に

現代語訳問題

「いとつれなくて、ただおはします」を現代語訳せよ。

→「まったく冷淡で、ただそのままいらっしゃる」


よくある質問(FAQ)

Q1. つれなしの現代語訳は何ですか?
「冷淡だ・素知らぬ顔だ・平然としている」です。

Q2. つれなしと「こころなし」の違いは?
「こころなし」は思いやり・情け心がない、「つれなし」は特定の相手に対して冷淡・無関心な態度を表します。

Q3. つれなしはどの作品に出てきますか?
伊勢物語・源氏物語・枕草子などに登場します。恋愛や人間関係での冷淡な態度を表す場面で使われます。

📚 参考書・問題集を探すなら

Amazon・楽天で最安値をチェック!受験勉強に役立つ1冊を見つけよう。