実存主義(サルトル)とは?思想・例をわかりやすく解説【高校倫理】

社会


実存主義とは?

実存主義とは、「人間は本質(あらかじめ決まった意味)を持たずに存在し、自らの選択によって自分自身をつくっていく」という考え方のことです。フランスの哲学者サルトルが「実存は本質に先立つ」という言葉で表しました。

実存主義の詳細説明

  • サルトルは、道具(例:ナイフ)は「切るため」という本質(目的)があって先につくられるが、人間には最初から決まった本質はないと考えた
  • 人間は、生まれた後の選択の積み重ねによって、自分自身のあり方(本質)を自らつくっていく
  • サルトルはこの自由を「アンガージュマン(社会参加・関与)」として、社会的な行動と結びつけて論じた

実存主義の具体例・現代との関連3選

  1. 将来の職業選択:あらかじめ決まった生き方はなく、自分の選択によって自分の人生を形づくっていくという考え方
  2. 主体的な社会参加:サルトル自身が政治運動に積極的に関わったのは、アンガージュマンの実践の一例
  3. 自己決定の重視:現代社会で「自分の人生は自分で選ぶ」という価値観が広がっていることも、実存主義的な考え方と関連する

主要思想家の考え方

思想家名 主張 キーワード
サルトル 人間は自らの選択によって自分をつくる 実存は本質に先立つ・アンガージュマン
キルケゴール 実存主義の先駆者。主体的な信仰のあり方を重視 実存・主体的真理

実存主義の関連概念

用語 意味
実存は本質に先立つ 人間には決まった本質がなく、選択によって自分をつくるという考え方
アンガージュマン 自らの自由な選択に基づいて、社会に積極的に関わっていくこと
自由 実存主義において、人間が自分自身をつくる根拠となる重要な概念

実存主義が出る試験問題パターン

  • 用語説明問題:「実存は本質に先立つ」という言葉の意味を説明させる問題
  • 論述問題の切り口:実存主義における人間の自由と責任の関係を説明させる問題

よくある質問(FAQ)

Q1. 実存主義とは何ですか?わかりやすく説明してください。
A1. 人間には最初から決まった意味(本質)はなく、自分の選択によって自分自身をつくっていくという考え方です。

Q2. 実存主義の考え方を日常生活で例えると?
A2. 「自分らしさ」は生まれつき決まっているのではなく、日々の選択や行動の積み重ねによってつくられていく、という考え方に近いです。

Q3. 実存主義と似た概念との違いは?
A3. 「本質主義」的な考え方(人間にはあらかじめ決まった本質があるとする立場)とは正反対の立場である点に注意して整理しましょう。

📚 参考書・問題集を探すなら

Amazon・楽天で最安値をチェック!受験勉強に役立つ1冊を見つけよう。