やがて(やがて)の意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】
やがて(やがて)とは?
やがては古文で「すぐに、そのまま」を表す副詞です。現代語の「やがて(しばらくして)」とは時間感覚が大きく異なり、古文では即時性を表す点が最重要ポイントです。
やがての意味一覧
やがて(副詞)
- すぐに、ただちに(最頻出)
→ 間を置かず即座に行動・変化することを表す - そのまま、引き続き
→ 状態がそのまま続くことを表す
⚠️ 現代語の「やがて(しばらくして・そのうち)」とは正反対に近い意味なので、この違いは試験で頻出のひっかけポイント。
やがての読み方・品詞
- 歴史的仮名遣い:やがて(現代仮名遣いと同じ)
- 品詞:副詞
- 活用:副詞のため活用なし
やがてを使った古文例文
-
「かの木のもとに人おほくとどまりて、花見るやうにて、やがて杖にすがりて立てり。」
(その木の下に人が大勢とどまって、花を見るふうにして、そのまま杖にすがって立っていた。)
/出典:徒然草(兼好法師) -
「鐘の音の聞こゆるや、やがて夢は覚めにけり。」
(鐘の音が聞こえるとすぐに、夢は覚めてしまった。)
/出典:平家物語
やがての覚え方・現代語との違い
現代語との違い(最重要・最頻出の出題ポイント)
| 古文のやがて | 現代語のやがて | |
|---|---|---|
| 意味 | すぐに、ただちに | しばらくして、そのうち |
| 時間感覚 | 即時(間を置かない) | 遅延(時間が経ってから) |
| 方向性 | ほぼ正反対 | ― |
覚え方
「やがて=やっぱりがっつりてんやわんやで即行動」
→ 語呂は強引だが、「古文のやがて=現代語とは逆で“すぐに”」と意味の逆転を強く意識して覚えることが最重要
やがての類義語・対義語(古語)
| 類義語 | 意味 |
|---|---|
| すなはち | すぐに、そのまま |
| ふと | 突然、ちょっと |
| たちまち | たちまち、すぐに |
| 対義語 | 意味 |
|---|---|
| ようやく | やっと、しだいに |
| しばし | しばらく |
※ やがて vs すなはち:どちらも「すぐに」の意味だが、「すなはち」は「言い換えると=つまり」の意味でも使われる点が異なります。
やがてが出る試験問題パターン
意味選択問題(センター・共通テスト頻出)
「やがて、かの人参りたり。」の「やがて」の意味として最も適切なものを選べ。
① しばらくして ② すぐに ③ ようやく ④ たまたま
→ 正解:② すぐに(現代語の「しばらくして」を選ぶひっかけに注意)
現代語訳問題
「立ちて見るに、やがて消えぬ。」
→「立って見ると、すぐに消えてしまった。」
よくある質問(FAQ)
Q1. やがての現代語訳は何ですか?
「すぐに、ただちに」という即時性を表す副詞です。現代語の「やがて」とは意味の方向性がほぼ逆になる点に注意してください。
Q2. やがてと似た古語との違いは?
「すなはち」も「すぐに」を表しますが、こちらは「つまり、言い換えると」という意味でも使われる点が「やがて」との違いです。
Q3. やがてはどの作品に出てきますか?
徒然草・平家物語・源氏物語など幅広い作品に登場します。現代語との意味の違いが最頻出の出題ポイントなので、模試や入試でも要注意の単語です。
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