おぼつかなしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】

国語


おぼつかなしとは?

おぼつかなしは古文で「はっきりしない・不安だ・気がかりだ」という、物事がぼんやりしていて心配な様子を表す形容詞です。


おぼつかなしの意味一覧

おぼつかなし(形容詞・ク活用)

  1. はっきりしない、ぼんやりしている(頻出)
    → 視覚的・状況的に不明瞭な様子
  2. 不安だ、気がかりだ(頻出)
    → 状況が分からず心配な気持ち
  3. 待ち遠しい(まれ)
    → 会えないことへのもどかしさ

おぼつかなしの読み方・品詞

  • 歴史的仮名遣い:おぼつかなし(現代仮名遣いも同じ)
  • 品詞:形容詞(ク活用)
  • 活用:おぼつかなく・おぼつかなく・おぼつかなし・おぼつかなき・おぼつかなけれ

おぼつかなしを使った古文例文

  1. 「霧たちわたりて、山の端も見えねば、いとおぼつかなし」
    (霧が一面に立ちこめて、山の端も見えないので、たいそうぼんやりしている)
    /出典:更級日記

  2. 「便りもなく、おぼつかなくて月日を過ぐす」
    (音信もなく、不安なまま月日を過ごす)
    /出典:源氏物語(紫式部)


おぼつかなしの覚え方・現代語との違い

現代語との違い(最重要)

古文のおぼつかなし 現代語での使用
主な意味 不明瞭、不安 現代語ではほぼ使われない
語源 「おぼ(朧)」+「つかなし(つかない)」
使う場面 視界不良や音信不通への不安

覚え方
「おぼ(朧=ぼんやり)+つかなし→ ぼんやりしていて確信が持てない」


おぼつかなしの類義語・対義語(古語)

類義語 意味
こころもとなし 待ち遠しい、気がかりだ
あやし 不思議だ、疑わしい
対義語 意味
さやかなり はっきりしている
明らかなり 明白である

おぼつかなしが出る試験問題パターン

意味選択問題(センター・共通テスト頻出)

「音信もおぼつかなくて、心細し」の「おぼつかなく」の意味として最も適切なものを選べ。
① はっきりしなくて ② 楽しくて ③ 賑やかで ④ 珍しくて

→ 正解:① はっきりしなくて

現代語訳問題

「おぼつかなき夢を見て、目覚めぬ。」

→「はっきりしない夢を見て、目が覚めた。」


よくある質問(FAQ)

Q1. おぼつかなしの現代語訳は何ですか?
「はっきりしない・不安だ」と訳すのが基本で、視界や状況が不明瞭なことへの心配を表します。

Q2. おぼつかなしとこころもとなしの違いは何ですか?
おぼつかなしは「不明瞭さ」に重点があり、こころもとなしは「待ち遠しさ・気がかりさ」により重点があります。

Q3. おぼつかなしはどの作品に出てきますか?
更級日記・源氏物語など、日記文学・物語文学で頻出する重要単語です。

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