心ありの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】

国語


心ありとは?

心ありは古文で「情趣を解する・思慮分別がある」という、感受性や判断力の豊かさを表す連語(動詞句)です。「心」に何かが「ある」という基本構造から意味が広がっています。


心ありの意味一覧

心あり(連語)

  1. 情趣を解する、風流心がある(最頻出)
    → 美しいものへの感受性が豊かであること
  2. 思慮分別がある
    → 物事を判断する知恵があること

心ありの読み方・品詞

  • 歴史的仮名遣い:こころあり(現代仮名遣いも同じ)
  • 品詞:連語(名詞「心」+動詞「あり」)

心ありを使った古文例文

  1. 「心ある人にぞ見せまほしき」
    (情趣を解する人にこそ見せたいものだ)
    /出典:徒然草(兼好法師)

  2. 「心ある者は、かかる折にこそ、涙もろけれ」
    (思慮深い者は、こういう時にこそ、涙もろいものだ)
    /出典:平家物語


心ありの覚え方・現代語との違い

現代語との違い(最重要)

古文の心あり 現代語での使用
主な意味 情趣を解する、思慮がある 現代語ではあまり使われない
対義語 心なし(情趣を解さない)
使う場面 風流心・分別のある人物評

覚え方
「心+あり→ 感じる心・考える心を持っている=情趣や分別がある」


心ありの類義語・対義語(古語)

類義語 意味
をかしがる 趣を感じる
もののあはれを知る 情趣を理解する
対義語 意味
心なし 情趣を解さない、思いやりがない

心ありが出る試験問題パターン

意味選択問題(センター・共通テスト頻出)

「心ある人は、この歌に感じ入りけり」の「心ある人」の意味として最も適切なものを選べ。
① 情趣を解する人 ② 心が広い人 ③ 勇敢な人 ④ 貧しい人

→ 正解:① 情趣を解する人

現代語訳問題

「心ある者ぞ、かかる花をば愛づなる。」

→「情趣を解する者こそ、このような花を愛でるのである。」


よくある質問(FAQ)

Q1. 心ありの現代語訳は何ですか?
「情趣を解する」「思慮分別がある」と訳すのが基本です。

Q2. 心ありと心なしはセットで覚えるべきですか?
はい、対義語として頻出するのでセットで覚えると効果的です。

Q3. 心ありはどの作品に出てきますか?
徒然草・平家物語など、人物の教養や感受性を評価する場面で使われます。

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