おぼゆ(覚ゆ)の意味・現代語訳・例文【古文単語】

国語


おぼゆ(覚ゆ)とは?

おぼゆは「思われる・感じられる・似ている」を意味する古語の動詞です。自発・受身のニュアンスを持ち、自然と心に浮かぶ・そのように感じられるという意味で使われます。


おぼゆの意味一覧

  1. 思われる、感じられる(最頻出)— 自然とそのように思われる(自発)
  2. 覚えている、記憶している— 心に留まっている
  3. 似ている— 面影が似ている

おぼゆの読み方・品詞

  • 読み方:おぼゆ(歴史的仮名遣いと同じ)
  • 品詞:動詞・ヤ行下二段活用
  • 活用:おぼえ・おぼえ・おぼゆ・おぼゆる・おぼゆれ・おぼえよ

おぼゆを使った古文例文

  1. 「いとあはれにおぼゆ」(源氏物語)
    (とてもしみじみと感じられる)/出典:源氏物語

  2. 「母君の御ことのみおぼゆれば」(源氏物語)
    (母君のことばかりが思われるので)/出典:源氏物語


おぼゆの覚え方・現代語との違い

  • 現代語との違い:現代語「覚える」は自分から積極的に記憶する意味が強いが、古語「おぼゆ」は自然と心に浮かぶ・感じられるという受動・自発のニュアンスが中心。
  • 覚え方:「おぼ(朧)ゆ → 朧げに浮かび上がる → 自然と思われる」

おぼゆの類義語・対義語(古語)

古語 意味
おもふ 思う(能動的に)
みゆ 見える、思われる
わする 忘れる(対義)

おぼゆが出る試験問題パターン

意味選択問題(4択)

「いとあはれにおぼゆ」の「おぼゆ」の意味として最も適切なものを選べ。
① 覚える ② 思われる ③ 忘れる ④ 見える

→ 正解:② 思われる

現代語訳問題

「かの御ことのみおぼゆれば」を現代語訳せよ。

→「あの方のことばかりが(自然と)思われるので」


よくある質問(FAQ)

Q1. おぼゆの現代語訳は何ですか?
「思われる・感じられる」が最頻出の意味です。文脈によって「覚えている」「似ている」の意味にもなります。

Q2. おぼゆとおもふの違いは?
「おもふ」は自分から能動的に考える・思う、「おぼゆ」は自然と心に浮かぶ・感じられる(自発・受身のニュアンス)という違いがあります。

Q3. おぼゆはどの作品に出てきますか?
源氏物語・枕草子・伊勢物語など多くの作品に登場します。登場人物の内面を描く場面で頻出です。

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