はづかしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】
はづかしとは?
はづかしは古文で「(相手が立派すぎて)こちらが気後れするほど恥ずかしい」という意味を表す形容詞です。相手の優れた様子への称賛が込められている点が現代語との大きな違いです。
はづかしの意味一覧
はづかし(形容詞・シク活用)
- (相手が立派で)こちらが気後れするほどだ(最頻出)
→ 相手の優秀さに対する称賛を含む恥ずかしさ - 立派だ、優れている
→ 相手を高く評価する意味
はづかしの読み方・品詞
- 歴史的仮名遣い:はづかし(現代仮名遣い:はずかし)
- 品詞:形容詞(シク活用)
- 活用:はづかしく・はづかしく・はづかし・はづかしき・はづかしけれ
はづかしを使った古文例文
-
「かの人の御心ばへ、いとはづかしうおぼゆ」
(あの方のお心遣いは、たいそう(こちらが気後れするほど)立派に思われる)
/出典:源氏物語(紫式部) -
「はづかしき人の前にては、ものも言はれず」
(立派で気後れする人の前では、何も言うことができない)
/出典:枕草子(清少納言)
はづかしの覚え方・現代語との違い
現代語との違い(最重要)
| 古文のはづかし | 現代語の「恥ずかしい」 | |
|---|---|---|
| 主な意味 | 相手が立派で気後れする | 自分のミスや失態への羞恥心 |
| 対象 | 相手(立派な人・物)への評価 | 自分自身の失敗 |
| 使う場面 | 優れた相手への称賛的な恥じらい | 恥をかいた場面全般 |
覚え方
「はづかし=相手が立派すぎて、こちらが恥ずかしくなる(自分が劣って感じる)」
はづかしの類義語・対義語(古語)
| 類義語 | 意味 |
|---|---|
| やさし | 恥ずかしい、優美だ |
| 心憎し | 奥ゆかしい |
| 対義語 | 意味 |
|---|---|
| 恥知らず | 恥を知らない |
はづかしが出る試験問題パターン
意味選択問題(センター・共通テスト頻出)
「はづかしき御ありさまなり」の「はづかしき」の意味として最も適切なものを選べ。
① 気後れするほど立派な ② 恐ろしい ③ 悲しい ④ 珍しい
→ 正解:① 気後れするほど立派な
現代語訳問題
「かくはづかしき人に見られては、恥づかし。」
→「このように立派で気後れする人に見られては、恥ずかしい。」
よくある質問(FAQ)
Q1. はづかしの現代語訳は何ですか?
「(相手が立派で)こちらが気後れするほどだ」と訳すのが基本で、相手への称賛が含まれます。
Q2. はづかしとやさしの違いは何ですか?
はづかしは主に「相手」の立派さに対する感情、やさしは「自分」の恥じらいや上品さを表す点で使い分けられます。
Q3. はづかしはどの作品に出てきますか?
源氏物語・枕草子など、身分の高い人物を評価する場面で頻出します。
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