【英文法】動名詞とは?基本用法と不定詞の違いをご紹介
英語の文法で基本となる動名詞、そんな動名詞を例文と一緒に学んでいきましょう。基本的な用法が一番大切なのでしっかりと覚えて、応用へとつなげていきましょう。
また、不定詞との違いも一緒に覚えるとわかりやすいと思うので一緒に覚えてみてください。
今日はこんな感じで進めていきます。
- 動名詞とは?
- 基本用法と例文
- 名詞的用法
- 意味上の主語
- 完了動名詞
- 否定
- まとめ
動名詞とは?
動名詞は「動詞の原型 + ing」の形で表します。不定詞とは違って、動名詞は「これまでしていたこと」「その時点でしていること」を示す傾向があるので注意です。
基本用法と例文
動名詞の名詞的用法
動名詞は不定詞とは違って前置詞の目的語としても使われます。主にこの二つの違いはこうです。
- 動名詞:主語・目的語・補語・前置詞の目的語
- 不定詞:主語・目的語・補語
では例文を見てください。
In many ways, riding a motorcycle is quite difficult from driving a car. 多くの点で、バイクに乗ることは車を運転することとは全く異なる。
この時、このように問題として出題されるので注意です。
- In many ways, riding a motorcycle is quite difficult from ( ).
- to drive a car
- you drive a car
- driving a car
- when driving a car
この時、「1, to drive 〜」の不定詞は不正解です。なぜなら、不定詞は前置詞の目的語となれないからです。
答えは「3, driving a car」です。
しっかりと覚えておきましょう。
動名詞の意味上の主語
動名詞の意味上の主語は、
「代名詞の場合:所有格or目的格」
「名詞の場合:所有格orそのままの形」
で表します。
では例文をご覧ください。
My mother complains of my being too lazy. 母は、私があまりに怠惰だと文句を言う。 complain of:(苦痛などを)訴える
この時「my:所有格」が「me:目的格」でもOKです。
完了動名詞
完了動名詞は「having been」の形で表します。この時、「文章の述語動詞の時点よりも過去」を表します。この時は不定詞と同じです。
言葉だとわかりにくいと思うので例文をご覧ください。
I am proud of having been part of this team. 私はこのチームの一員だったことを誇りに思います。 be proud of〜:〜を誇りに思う
「誇りに思う」ときと「チームの一員」だった時は「チームの一員」だったときが過去になるので、完了形になります。
動名詞の否定
動名詞の否定は不定詞と同じで直前におきます。
さっそく例文をどうぞ。
I'm ashamed of not having been kind to the old woman on the train. 電車内でその老婦人に親切にしなかったことを恥ずかしく思っている。 be ashamed of:恥ずかしく思っている kind to 〜:〜に親切にする
問題の出し方としてはこんな感じです。
- I’m ashamed ( ) kind to the old woman on the train.
- not of having been
- of having been not
- of having not been
- of not having been
「not」の位置を問う問題もあるので、しっかりと覚えましょう!
正解は「4, of not having been」です。
まとめ
それではまとめです。
- 動名詞とは?:動詞の原型 + ing
- 基本用法と例文
- 名詞的用法:主語・目的語・補語・前置詞の目的語
- 意味上の主語:代名詞:所有格or目的格、名詞:所有格orそのまま
- 完了動名詞:having done
- 否定:動名詞の直前
これらは動名詞の基本でとても大切なので、覚えていきましょう。