【不定詞】副詞的用法は意外に難しい⁈6つの意味と使い方
不定詞「to do」は3つの用法がありますが、その中でも意味が多く覚えにくいのが「副詞的用法」。そんな副詞的用法の意味と例文を紹介します。
簡単な例文なので例文を丸々覚えて、使えるようになりましょう。
副詞的用法、6つの意味とは?
副詞的用法の6つの意味はこれです。
- 「〜するために」:行為・動作の目的
- 「〜して」:感情の原因
- 「〜するとは」:判断の理由・根拠
- 「〜した結果」:結果
- 「〜するのに」:形容詞の意味の限定
- 「〜すれば」:条件
この時の「to do」は動詞や形容詞を修飾して様々な意味を表します。
それでは一つひとつ意味と例文をご紹介します。
1, 「〜するために」:行為・動作の目的
- to do:〜するために→目的
例文
I got up early to walk my dog before breakfast. 朝食の前に犬の散歩に行くために早起きをした。 We must study hard to pass the exam. その試験に受かるために、より勉強しなければならない。
覚えやすい方で覚えてみてください。
2, 「〜して」:感情の原因
- to do:〜して→感情の原因
例文
I’m very glad to see you. あなたに会えてとても嬉しいです。 I'm happy to tell you that you have passed all the tests. テストは全て合格だ、と君に言えて嬉しい。
上の文章はイディオムで覚えてる人も多いと思うので、下の文章で覚えるといいかもしれません。
3, 「〜するとは」:判断の理由・根拠
- to do:〜するとは→判断の理由・根拠
例文
Mr. Brown must be rich to buy that expensive car. あの高級な車を買うとは、ブラウン先生はお金持ちに違いない。 He must be rich to have such a luxury car. そんな高級車を持っているなんて、彼はお金持ちに違いない。
金銭関係の例文ばかりですね。覚えやすい方でどうぞ。
4,「〜した結果」:結果
これはそのままの意味で、結果を表します。
- to do:〜した結果→結果
例文
The boy grew up to be a great baseball player. 彼は成長して、素晴らしいバスケットボール選手になった。 I woke up to find myself in the hospital. 目が覚めると、自分が病院にいることに気づいた。
結果を表す表現はイディオムとして覚えておくと役に立ちます。
- grew up to be〜:成長して〜になった
- lived to be〜:〜になるまで生きた
- awoke to find〜:目を覚ますと〜だった
- … , only to do:…したが(その結果)〜だった
- … , never to do:…したが(その結果)二度と〜しなかった
5, 「〜するのに」:形容詞の意味の限定
- to do:〜するのに→形容詞の意味の限定
この意味の時、形式主語の「It」を使って書き換えられます。
This window is difficult to open. この窓は開けるのに手間がかかる。 ↓ It is difficult to open this window. (同じ意味)
6, 「〜すれば」:条件
- to do:〜すれば→条件
例文
To hear her talk, you would take her for a Japanese. 彼女が話すのを聞けば、君は彼女を日本人だと思うだろう。
これはあまり使われない表現ですが、こんなのもあったなと頭の隅に置いておいてください。
まとめ
今回学んだ副詞的用法の6つの意味はこちらです。
- 「〜するために」:行為・動作の目的
- 「〜して」:感情の原因
- 「〜するとは」:判断の理由・根拠
- 「〜した結果」:結果
- grew up to be〜:成長して〜になった
- lived to be〜:〜になるまで生きた
- awoke to find〜:目を覚ますと〜だった
- … , only to do:…したが(その結果)〜だった
- … , never to do:…したが(その結果)二度と〜しなかった
- 「〜するのに」:形容詞の意味の限定
- 「〜すれば」:条件
不定詞は苦手に思う人も多いので、例文を暗記することをお勧めしています。
また、不定詞の学習にはこちらも参考にしてみてください。