【英語】不定詞とは?3つの用法の使い方を覚えよう
不定詞は3つの用法があって、それらの使い方が苦手な人が多いです。
そんな不定詞を丁寧にまとめてみました。
各セクションの後半で練習問題を設け、詳しく解説をしていくので復習も一緒にしていきましょう!
不定詞:3つの用法
今日扱う3つの用法はこちらです。
では早速いきましょう。
名詞的用法「〜すること」
名詞的用法は「〜すること」と日本語に訳せます。このように訳せる不定詞は名詞的用法だと思ってオッケーです。
1, To speak English is fun. 「英語を話すことは面白い」 2, My dream is to be a professional golfer. 「私の夢は、プロゴルファーになることだ。」 3, I want to swim in the sea. 「海を泳ぐことをしたい。→泳ぎたい」
こんな感じで、大体この文を覚えておけばOKです。
名詞的用法と言われている通り、名詞の役割を果たします。
普通、不定詞が主語になるときは
「It is fun to speak English.」
この文章のように、Itを主語にします。そのItは「to speak English」とイコールで、「It」は形式主語とも言われています。また「to 以下」を真主語と言われています。
練習問題:並び替え
では、練習問題を解いていきましょう。
1,私の計画は家を買う前に車の支払いを済ませることです。 My plan ( for / to / paying / finish / is ) my car before I buy a home. 2,その男を罰するのは間違っていると、私たちは考える。 We ( the / think / to / man / wrong / it / punish ).
解答と解説はこちら
答えはこうです。
- My plan ( is to finish paying for ) my car before I buy a home.
- We ( think it wrong to punish the man ).
では、解説していきましょう。
1,名詞的用法 SVC (S=C)
1,私の計画は家を買う前に車の支払いを済ませることです。 My plan ( for / to / paying / finish / is ) my car before I buy a home.
まず、この日本語と英文を見てわかっている部分を省きます。
「before I buy a home」=「家を買う前に」がわかっているので、問題文に斜線を引きます。
1,私の計画は家を買う前に車の支払いを済ませることです。 My plan ( for / to / paying / finish / is ) my carbefore I buy a home. ↓こうすることで 私の計画は車の支払いを済ませることです。
もっと突き詰めると、
「私の計画=済ませること」となります。
ですので、最初は「My plan is to finish」だとわかります。
次に「車の支払いを」となっているので、「paying for my car」が後ろにくっつきます。
そして、答えはMy plan ( is to finish paying for ) my car before I buy a home.となります。
2,名詞的用法:SVOC(O=C)
2,その男を罰するのは間違っていると、私たちは考える。
We ( the / think / to / man / wrong / it / punish ).
この文章はわかっているのが「We」だけなので、まずは「We」に対する日本語を見ます。
「私たちは考える」となっているので「We think」がくる。また、「その男を罰するの」は「その男を罰すること」と言う意味なので「to punish the man」。
ここで注目したいのが「罰すること=間違っている、と考える」という文章になていること。つまり「think O(罰すること:目的語) C(間違っている:補語)」の第五文型だと分かるので
We think to punish the man wrong O(目的語) C(補語)
このようになるが「it」が残っているため「to以下をit」に変えて最後に持ってくる「We ( think it wrong to punish the man ).」が正解となります。
このように第五文型(SVOC)の時は必ずこの形になって、最初に「it」で表現して「to以下」を最後に持ってくるので覚えておこう。また、この時の「it」は形式目的語と言われているのでこれも覚えておこう。
形容詞的用法「〜するための、すべき」
形容詞的用法は「〜するための、すべき」のように訳せます。
例文をご覧ください。
1, Mike has a lot of friends to help him. 直訳:マイクは彼を助けるための友達がたくさんいる。 →マイクは助けてくれる友達がたくさんいる。 2, I'm thirsty. Please give me something to drink. 直訳:喉が乾いています。何か飲むためのものを私にください。 →喉が乾いている。何か飲み物をください。 3, This is the best way to master English. 直訳:これが英語を習得するための一番いい方法です。 →これが英語習得のベストな方法だ。
形容詞的用法と言われている通り、形容詞の役割を果たします。大抵は、直前の名詞、代名詞を修飾します。
練習問題:並べ替え
それでは、練習問題です。
1,このエプロンには、物を入れるポケットがありませんね。 This apron has no ( things / put / in / pockets / to ).
解答と解説はこちら
解答はこちらです。
- This apron has no ( pockets to put things in ).
では、解説していきます。
この文章は「put things in A:ものをAに入れる」と言う表現を知っていることが前提としてありますので、覚えていなかった人は今覚えましょう。
This apron has no ( things / put / in / pockets / to ).
次に注目する点は「This apron has no」の「no」まで問題として固定されていることです。「no」でなく「not」であれば、「This apron has not put things in pockets」となります。
ですが「no」まで記述されているので「無い(no)ポケットを持っている(=ポケットがない)」と言う表現の「This apron has no pocket」と記述しポケットの説明を不定詞の形容詞的用法を使って表現します。
ここで登場するのが「put things in A」で、この場合「A=pockets」なので「put things in pockets」となりますが、ポケットを最初に持ってきて不定詞で修飾した「pockets to put things in」の形になります。
最後に「in」がくるので気持ちわるいですが、こうなることをしっかりと頭に叩き込みましょう。
副詞的用法「〜するために、して」
副詞的用法では、副詞の意味を持ちます。
他の用法と一緒で「〜的用法」って聞くと難しそうですが、役割が「〜」の部分なので副詞的用法だったら、副詞の役割。名詞的用法だったら名詞の役割と覚えると楽です。
では、例文を見てみましょう。
1, I got up early to walk my dog before breakfast. 朝食の前に犬の散歩のために早起きをした。 「〜するために」:行動や動作の目的 2, I'm very glad to see you. あなたに会えてとても嬉しいです。 「〜して」:感情の原因 3, Mr.Brown must be rich to buy that expensive car. あの高級車を購入するとはブラウンさんはお金持ちに違いない。 「〜するとは」:判断の理由・根拠
動詞や形容詞を修飾して、いろんな意味を表します。
練習問題:並べ替え
練習問題を解いていきましょう。
テストは全て合格だ、と君に言えて嬉しい。 ( you / happy / tell / am / to / I ) that you gave passed all the tests.
解答と解説を見ていこう
まず、解答はこちら。
- ( I am happy to tell you ) that you gave passed all tests.
では、解説していきましょう。
まず問題文を見て、日本語と英語がわかっている部分を削ります。
テストは全て合格だ、と君に言えて嬉しい。 ( you / happy / tell / am / to / I ) that you gave passed all the tests. ↓テストは全て合格だ、と君に言えて嬉しい。 ( you / happy / tell / am / to / I ) thatyou gave passed all the tests.
まず、嬉しいのは私なので「I am happy」が先頭に来ることが分かります。
残りの「you, tell, to」ですが、「君に言えて」なので「tell you」だと分かります。
最後に「君に言えて嬉しい」となっていて「嬉しい:happy」を「君に言えて:tell you」が修飾しているので,不定詞の副詞的用法が使われていることが分かります。
ですので答えは「I am happy to tell you that〜」となるのです。
まとめ
今日扱った3つの用法はこちらです。
また「〜的用法」と表現すると難しいですが、ただ単に名詞か形容詞か副詞かを意味しているだけなので、深く考えずにこんな感じだよなーと覚えておいてください。