杞憂の読み方・意味・使い方をわかりやすく解説【高校国語】

国語


杞憂の読み方・意味

杞憂(きゆう)とは、「実際には起こらないことを心配すること。無用な心配」を表す言葉です。音読みで「きゆう」と読みます。

主な意味は次の通りです。

  1. 起こる可能性が低いことを、必要以上に心配すること(例:それは杞憂に過ぎない)
  2. 中国の故事に基づく、あり得ない事態を恐れる例え(例:天が崩れることを心配した故事)

杞憂の部首・成り立ち

  • 部首:木(き)※「杞」の部首。「憂」の部首は「心(こころ)」
  • 成り立ち:「杞」は昔の中国の国の名前。「憂」は「心配する」という意味の漢字
  • 覚え方のヒント:「杞」という国の人が「憂(うれ)える」話が由来、という故事とセットで覚えると忘れにくい。「杞の国の人の憂い」=実際には起こらない心配、という語源から理解する

杞憂を使った熟語・例文

熟語 読み 意味
杞憂に終わる きゆうにおわる 心配していたことが実際には起こらずに済むこと
杞憂に過ぎない きゆうにすぎない 単なる無用な心配であること
憂慮 ゆうりょ 心配し、思い悩むこと
憂鬱 ゆううつ 気持ちが晴れず沈んでいること

杞憂の例文3選

  1. 試験に落ちるのではないかという不安は、結果として杞憂に終わった。
  2. 新しい制度への反対意見の多くは、実際には杞憂に過ぎなかった。
  3. 彼の心配は杞憂であり、計画は問題なく進行した。

杞憂と間違えやすい漢字・同音異義語

漢字 意味 使い分けのポイント
杞憂 実際には起こらない無用な心配 「心配が結果として不要だった」場面で使う
憂慮 実際に心配し思い悩むこと 現実に起こりうる問題への心配を表すときに使う
危惧 悪い結果を恐れること 「杞憂」より、現実的な不安を指すことが多い

杞憂が出る試験問題パターン

  • 読み問題パターン:「杞憂」の読みを答えさせる問題(きゆう)
  • 書き取り問題パターン:「きゆうにおわる」を漢字で書かせる問題(杞憂に終わる)
  • 意味・使い分け問題パターン:「杞憂」と「憂慮」の違いを説明させる問題

よくある質問(FAQ)

Q1. 杞憂の読み方を教えてください。
A1. 音読みで「きゆう」と読みます。

Q2. 杞憂を使った熟語をいくつか教えてください。
A2. 「杞憂に終わる(きゆうにおわる)」「杞憂に過ぎない(きゆうにすぎない)」などの形でよく使われます。

Q3. 杞憂と似た漢字・間違えやすい字は?
A3. 「憂慮(ゆうりょ)」と意味が近く混同しやすいですが、「杞憂」は結果的に不要だった心配、「憂慮」は現実的にありうる問題への心配を指す、という違いがあります。

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