ゆかしの意味とは?古文での使い方・例文【高校古文】

国語


ゆかしとは?

ゆかしは古文で「見たい・知りたい・心惹かれる」という気持ちを表す形容詞です。何かに強く興味を引かれ、実際に見たり知ったりしたいという願望を表します。


ゆかしの意味一覧

ゆかし(形容詞・シク活用)

  1. 見たい・聞きたい・知りたい(最頻出)
    → 対象について強く知りたいという願望
  2. 心惹かれる・慕わしい
    → 人柄や様子に引き寄せられる気持ち
  3. 奥ゆかしい・上品だ
    → 現代語「ゆかしい」に近い、上品で心惹かれる様子

⚠️ 現代語の「ゆかしい(奥ゆかしい)」は③の意味に近いですが、古文では①の「見たい・知りたい」という願望の意味が最も頻出です。


ゆかしの読み方・品詞

  • 歴史的仮名遣い:ゆかし(現代仮名遣いも同じ)
  • 品詞:形容詞(シク活用)
  • 活用:ゆかしく・ゆかしく・ゆかし・ゆかしき・ゆかしけれ

ゆかしを使った古文例文

  1. 「奥に何事のあるにか、ゆかしくおぼえて、のぞきければ」
    (奥で何があるのだろうかと、知りたく思われて、のぞいてみたところ)
    /出典:徒然草(兼好法師)

  2. 「musical instrument の音、ゆかしくて、立ち聞きけり」(現代語による説明例)
    (楽器の音が聞きたくて、立って聞いていた)


ゆかしの覚え方・現代語との違い

現代語との違い(最重要)

古文のゆかし 現代語の「ゆかしい」
主な意味 見たい・知りたいという願望 奥ゆかしい、上品な様子
感情の種類 好奇心・興味 慎み深さへの評価
使う場面 対象への強い興味 人柄・態度の上品さ

覚え方
「ゆかし=『行かし(行きたい)』→ 知りたくて近づいて行きたい気持ち」と結びつけて覚える


ゆかしの類義語・対義語(古語)

類義語 意味
見まほし 見たい(願望)
恋し 慕わしい、恋しい
対義語 意味
心憂し 嫌だ、つらい
うとまし 疎ましい、嫌だ

ゆかしが出る試験問題パターン

意味選択問題(センター・共通テスト頻出)

「その音、いとゆかしくて」の「ゆかし」の意味として最も適切なものを選べ。
① 上品だ ② 聞きたい ③ 恥ずかしい ④ 恐ろしい

→ 正解:② 聞きたい

現代語訳問題

「花の様子、いとゆかしければ、近く寄りて見けり。」

→「花の様子が、とても見たかったので、近くに寄って見た。」


よくある質問(FAQ)

Q1. ゆかしの現代語訳は何ですか?
最も多いのは「見たい・知りたい」という願望の訳です。文脈によっては「心惹かれる」とも訳されます。

Q2. ゆかしと見まほしの違いは何ですか?
見まほしは「見たい」という願望を直接的に表す語ですが、ゆかしはより広く「知りたい・心惹かれる」という気持ちを表します。

Q3. ゆかしはどの作品に出てきますか?
徒然草・枕草子など多くの古典作品に登場する頻出単語です。

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