when節、if節の見分けかたはこれ〜名詞か副詞の違い〜

覚える-文法

when節やif節の見分けが苦手な人がいます。

それは、どっちが副詞節でどっちが名詞節なのか見分けがついていない人が多いからです。

それらの違いを問題を解きながら丁寧に解説していきます。

when節、if節の見分けかた

時間制限をつけて解いてみよう

時間制限をつけて解くと実際に自分が分かっているのか分かっていないのか分かります。1問30〜45秒ほどで解いてみましょう。

  1. Can you give me a call when you ( ) at the airport?
    1. arrive
    2. arrived
    3. will arrive
    4. are arrived
  2. Mr.Tanaka is out now, and I don’t know when he ( ) in the office.
    1. will be back
    2. is back
    3. is being back
    4. be back
  3. We will go to the open market tomorrow if the weather ( ) nice.
    1. will have been
    2. is
    3. were
    4. had been
  4. She is not sure if he ( ) to today’s welcome party for the overseas students.
    1. comes
    2. had come
    3. will come
    4. would come




まずは解答です

まずは、答えをご覧ください。

  1. Can you give me a call when you ( 1, arrive ) at the airport?
  2. Mr.Tanaka is out now, and I don’t know when he ( 1, will be back ) in the office.
  3. We will go to the open market tomorrow if the weather ( 2, is ) nice.
  4. She is not sure if he ( 3, will come ) to today’s welcome party for the overseas students.

では、解説です。

when節、if節の見分け方

when節は大きく分けて3つの節がある

(1)副詞節

副詞節は「…するとき」という意味になり、その時の「whenは接続詞」です。

(2)名詞節

名詞節は「いつ…するか」という意味になり、その時の「whenは疑問副詞」です。

when節は文中で、主語、目的語、補語、前置詞の「目的語」になります。

(3)形容詞節:おまけ

形容詞節は「…するA(Aは先行詞)」という意味で、「whenは関係副詞」です。

以下の文の「The time」を修飾していています。

The time will come when she weak regret what she has said.
彼女が自分の言ったことを後悔する時が来るだろう。

形容詞節は「will」の重複を避けるため、現在時制にするときもあるので、文法問題のときは、(1)、(2)の見分けが焦点になる。

when節「…するとき:副詞節」

まずは、問題中のwhen節が名詞節なのか副詞節なのか見極めましょう。

この問題のwhenは「a call」をより詳しくしているので、「副詞節」だということが分かります。

  • Can you give me a call when you ( ) at the airport?
    1. arrive:現在
    2. arrived:過去
    3. will arrive:未来
    4. are arrived:現在受動態

whenの副詞節は未来のことでも現在時制を使うというルールがあるので、2,3はちがうことがわかります。

1,4を見てみると4が受動態になっていて、文法としてはおかしいです。

よって、答えは「1, arrive」になります。

Can you give me a call when you arrive at the airport?
空港に着いたら私に電話してもらえますか?

when節「いつ…するか:名詞節」

この問題は、when節が「knowの目的語」になっていることに注目です。

when節が目的語のときは「名詞節」でした。

また、今外出しているということがわかっているので、帰ってくるのは未来のことです。

名詞節は、未来のことは未来時制で表現します。

  • Mr.Tanaka is out now, and I don’t know when he ( ) in the office.
    1. will be back:未来
    2. is back:現在
    3. is being back:現在進行
    4. be back:現在

つまり、正解は「1, will be back」です。

Mr.Tanaka is out now, and I don't know when he will be back in the office.
田中さんはただいま外出中で、いつオフィスに戻られるのか私には分かりません。

if節は2つを見分けよう

(1)副詞節

副詞節の場合は、「もし…すれば」という、条件の副詞節を導く接続詞となります。

(2)名詞節

名詞節のときは、「…するかどうか」となり、名詞節を導く接続詞となります。

通例では、動詞の目的語で用いられます。

if節「もし…すれば:副詞節」

主節は「will」により未来のことだと分かります。

また、この文の「if節が条件」を表していることに注目しましょう。

条件を示すのは「副詞節」なので未来のことでも現在時制を用います。

  • We will go to the open market tomorrow if the weather ( ) nice.
    1. will have been:未来
    2. is:現在
    3. were:過去
    4. had been:過去完了

よって、この問題の答えは「2, is」です。

We will go to the open market tomorrow if the weather is nice.
もし天気が良ければ、私たちは明日青空市に行くつもりです。

if節「…するかどうか:名詞節」

この文の「if節」は「sure」の目的語になっています。

ですので、1,2は誤りだと分かります。

  • She is not sure if he ( ) to today’s welcome party for the overseas students.
    1. comes:現在
    2. had come:過去完了
    3. will come:未来
    4. would come:仮定法

また、3,4に注目してみると「will or would」になっています。

4,の場合、過去形になっているので「仮定法」を示しており、この問題文には相応しくありません。

よって、答えは「3, will come」です。

She is not sure if he will come to today's welcome party for the overseas students.
彼女は今日の海外留学生歓迎会に彼がくるかどうかよく知らない。

まとめ

when節とif節飲みら家方はこうでした。

when節

(1)副詞節

副詞節は「…するとき」という意味になり、その時の「whenは接続詞」です。

(2)名詞節

名詞節は「いつ…するか」という意味になり、その時の「whenは疑問副詞」です。

when節は文中で、主語、目的語、補語、前置詞の「目的語」になります。

if節

(1)副詞節

副詞節の場合は、「もし…すれば」という、条件の副詞節を導く接続詞となります。

(2)名詞節

名詞節のときは、「…するかどうか」となり、名詞節を導く接続詞となります。

通例では、動詞の目的語で用いられます。

重要なので、しっかりと身につけましょう!