【受験生必見】進行形にしてはいけない動詞の覚え方簡単です

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高校英語の文法で、絶対に出題される進行形。そんな進行形にしてはいけない動詞があります。そんな、進行形にできない動詞を問題を解きながら、覚えていきましょう。

4択のよく出題される問題形式で、なぜ他の選択肢がダメなのかも詳しく解説していきます。

また、反復して取り組んだ方が脳に定着されるので、反復学習を手助けします。




進行形にしてはいけない動詞

時間制限で解き慣れよう

時間制限をつけて、カッコの中に何が入るのかを解いてみましょう。

1問30秒ほどで、なぜなのかまで考えてみてください。

余裕のある人は、なぜ他の選択肢じゃダメなのかを考えてみましょう。

  1. Listen! I ( ) a funny noise outside.
    1. hear
    2. am hearing
    3. had been hearing
    4. had heard
  2. We ( ) each other since we met in junior high school six years ago.
    1. were known
    2. were knowing
    3. have known
    4. have been knowing
  3. Do you mean that the whole building ( ) to you?
    1. is belonged
    2. is belonging
    3. belongs
    4. belong

では、解説です。

状態・知覚・感情は進行形NG

答えはこんな感じでです。

  1. Listen! I ( 1.hear ) a funny noise outside.
  2. We ( 3. have known) each other since we met in junior high school six years ago.
  3. Do you mean that the whole building ( 3.belongs ) to you?

答えがあっていたからと言って、身についているとは限りません。

解説を確認して確実に覚えていきましょう。

知覚:hearは進行形にするな

この問題の注意すべき点は、「hear」が知覚動詞だと言うことです。

原則として、知覚を表す動詞は進行形にはしません。問題をもう一度見てみると、「hear」が進行形(-ing)の「2, am hearing」「3, had benn hearing」は選択肢から外れます。

  • Listen! I ( ) a funny noise outside.
    1. hear
    2. am hearing
    3. had been hearing
    4. had heard

残りの1,4ですが「4, had heared」に注目してみましょう。

これは過去完了と言うもので、「過去のある時点を基点にして、それまでの完了・結果、経験の継続」を表します。

この場合は過去の表現がないので現在の「1, hear」が正解となります。

Listen! I ( hear ) a funny noise outside.
和訳:聞いて!外で変な音が聞こえる。

知覚:knowは進行形にしない

先ほども説明した通り、知覚を表す動詞は原則として進行形にしません

ですので、「2, were knowing」「4, have been knowing」は選択肢から外れます。

  • We ( ) each other since we met in junior high school six years ago.
    1. were known
    2. were knowing
    3. have known
    4. have been knowing

では、1,3をみていきましょう。

1,were knownは「受動態」、3,have knownは「現在完了」です。

そして、この分の注目すべき点は「since」です。

この文では「6年前に中学校で出会った頃からの知り合い」と言うことを表現しています。

ある地点から現在まで続いているので、正解は現在完了の「3, have known」になります。

We ( have known ) each other since we met in junior high school six years ago.
和訳:私たちは、6年前に中学校で出会った頃からの知り合いだ。

belongは状態動詞

先ほどまでは、知覚動詞を扱ってきましたが次は「状態動詞」です。

状態動詞も、原則として進行形にできません。

ですので、「2, is belonging」は間違いだとわかります。

  • Do you mean that the whole building ( ) to you?
    1. is belonged
    2. is belonging
    3. belongs
    4. belong

次に「4, belong」ですが、主語が「the whole building」なので、三人称単数現在の「belongs」でなくてはいけません、不正解。

「1,is belonged」は受動態ですが、受動態だと「あなたが建物の所有物」と言う意味になり、文章がおかしいです。

よって、正解は「3, belongs」です。

ちなみに、「belong to A」で「Aに属している、Aの所有物」と言う意味なので覚えておきましょう!

Do you mean that the whole building ( belongs ) to you?
和訳:この建物全体があなたの所有物ということですか?

最後にもう一度解こう

  1. Listen! I ( ) a funny noise outside.
    1. hear
    2. am hearing
    3. had been hearing
    4. had herded
  2. We ( ) each other since we met in junior high school six years ago.
    1. were known
    2. were knowing
    3. have known
    4. have been knowing
  3. Do you mean that the whole building ( ) to you?
    1. is belonged
    2. is belonging
    3. belongs
    4. belong

きちんと選択肢を排除できましたか?

では、まとめです。

まとめ

今回は、原則として進行形にできない動詞について学びました。

その特徴は、

状態・知覚・感情を表す動詞

でした。

今日覚えた原則進行形にできない動詞はこちら。

  • hear:知覚→聞こえる
  • know:知覚→知っている
  • belong:状態→所属している

これを知っているだけで、選択肢が削れるのでぜひ覚えてみてください。

他にも進行形にできない動詞をまとめましたので、参考までにどうぞ。